イメージの展開って、実際にはどうやるんでしょうか?
まず、イメージ展開に関わるPCですが、
それは次の3つです。
1.配信サーバー:イメージの取得、編集、配信を行う。
2.参照元PC:イメージの取得先PC
3.展開先PC:参照元PCのイメージを反映させるPC
要するに、作業を行うPC、コピー元のPC、コピー先のPC
ということですね。 \(^▽^)/
次に、本題(笑)。
イメージ展開作業の流れです。
1.参照元PCの設定を行う。
OSやアプリケーションのインストールや設定を行う。
2.配信サーバーに、Windows AIK(Windows自動インストールキット)を
インストールする。
3.Windows AIKをインストールすると、Deploymentのコマンドが
使えるようになる。
これを使って、Windows PE を作成する。
4.Windows PE で参照元PCを起動し、ImageX /capture コマンドで、
イメージを取得する。
5.必要があるなら、配信サーバーにて、DISMを使って
イメージの編集を行う。
6・Windows PE で展開先PCを起動し、ImageX /apply コマンドで、
イメージを適用する。
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イメージの取得~配信まで行えるWindows自動インストールキット(Windows AIK)は、
次の4つで構成されてます。
オプション | 内容 |
imargeX.exe | イメージの取得や それの編集、他PCへの適用を行うコマンドです。 |
DISM.exe | こちらもイメージの編集ツールです。imargeX.exeでは編集できない編集ができます。 |
WSIM | Windows System Imarge Manager の略称。無人インストール用の応答ファイル作成や編集を行います。 |
USMT4.0 | ユーザー状態移行ツール。前に説明しましたよね。 |
ユーザー状態移行ツール(USMT)で使用するXMLファイルは、
次の3つです。
XMLファイル | 内容 |
MigApp.xml | 移行するアプリケーションの設定など。 |
MigUser.xml | 移行するユーザーのプロファイルやデータなど。 |
MigDocs.xml | 移行するファイルを特定。 |
これらのファイルは、USMTのインストールフォルダに作成されます。
( "/i" オプション使用で、作成場所は変更可能です。)