MCP Windows7 (マイクロソフト認定資格プログラム)

　前回は画面から変更する方法を書きましたが、

　はっきり言って、面倒ですよね。　　　(￣へ￣|||)


　慣れると簡単に変更できる方法があります。

　それは、BCD（ブート構成データベース）ファイルの変更です。　　　(o^∇^o)ﾉ


　ＢＣＤファイルとは、ＯＳを起動させる際に使われるファイルで、

　ブートマネージャーに表示する情報が記録されています。


　具体的には、表示する内容、表示する時間、インストールされているＯＳが

　どこにあるかなどのメモです。


　昨日、伝えたのは、画面からこのファイルを変更する方法でした。

　なので、今日は直接変更する方法を、書きます。　　　（￣□￣；）！！

　　①Window7で起動し、管理者でログイン。

　　②「スタート」→「すべてのプログラム」→「アクセサリ」
　　　→「コマンドプロンプト」を右クリックし、「管理者として実行」を選択。
　　　　※この時、子画面で「ユーザーアカウントの制限」画面が表示されますので、
　　　　　「はい」を選択してください。
　　　　　すると、「管理者：コマンドプロンプト」画面が開きます。

　　③「管理者：コマンドプロンプト」画面で、"bcdedit"と入力して、
　　　キーボードのEnterキーを押下。

　　④すると、現在のBCDファイルの内容が表示されます。
　　　複数OSがインストールされているならば、「Windows ブート ローダー」が
　　　複数あるはずです。

　　⑤既存のＯＳにしたい、ＯＳ（ＯＳ名は、「description」に表示）の、
　　　「identifier」を控えておきます。


　　⑥以下のコマンドを入力します。
　　　　"bcdedit /default {～～～～～～} "
　　　　　※～～～～～～には、⑤で控えた「identifier」を入力。


　これで、既定のＯＳが変更されます。　　　　＼(＾▽＾)／

　慣れれば、こっちの方が断然早いです。

デュエルブートでは、後にインストールしたＯＳの方が

　「既定のＯＳ」になります。


　つまり、Window7がインストールされているＰＣを買ってきて、

　それにWindowsXPなどをインストールした場合、

　WindowsXPが、デフォルトで起動するＯＳになります。


　これは不便ですね。　　　(￣へ￣|||)


　なので、この設定を変更する方法です。　　　＼(＾▽＾)／


　　①Window7で起動し、管理者でログイン。

　　②スタートメニュー内の「コンピュータ」を右クリック。

　　③表示されるメニュー内の、「プロパティ」を選択。
　　　すると、「システム」画面が表示されます。

　　④システム画面で、「システムの詳細設定」を選択。
　　　すると、「システムのプロパティ」画面が表示されます。

　　⑤システムのプロパティ画面の「詳細設定」タブを選択。

　　⑥「起動と回復」の「設定」ボタンを押下。
　　　すると、「起動と回復」画面が表示されます。
　
　　⑦起動と回復画面で、「起動システム」の
　　　「既定のオペレーション システム(S)」で、
　　　「既定のＯＳ」に、設定したいＯＳを選択。

　　⑧起動と回復画面の「ＯＫ」ボタンを押下。



　　以上で、「既定のＯＳ」を変更できます。　　　＼(＾▽＾)／

　１つのＰＣに１つのＯＳが

　インストールされているのが、シングルブート。


　でも、世の中には、１つのＰＣに複数のＯＳが

　インストールされていることがあります。

　これがデュエルブートです。


　普通に売っているのは、シングルブートのＰＣですね。　　　＼(＾▽＾)／

　デュエルブートは、これに追加インストールしたり、

　自作に２つＯＳをインストールしたりなど、

　自分で調整することが多いです。


　昔のアプリケーションは、Windows7では動かないことが、

　結構あり、Windows95 や WindowsXP もインストールされている

　ＰＣが多いです。


　さて、どうやって起動するＯＳを切り替えるかですが、

　デュエルブートのＰＣには、起動時にブートマネージャーという

　ＯＳの切替画面が現れます。

　ここで、起動するＯＳを選択するのです。　　　(o^∇^o)ﾉ


　なお、ブートマネージャーでは、マウスは使えません。

　選択は矢印キーで行います。

　クリーンインストールとは、

　何もインストールされていないＰＣに

　ＯＳをインストールすること。


　一般では、あまり機会はないと思います。　　　(;^_^A


　Window7は、Vistaよりも短い時間（１０分程度）で

　インストールできます。


　かなり、早くなりましたね。　　　＼(＾▽＾)／

　昔は、１時間は軽くかかってましたが。

　Windows7には、32ビットと64ビットの2種類があります。


　インストールするには、それぞれのシステム要件を

　満たしている必要があります。


　つまり、Windows7を快適に動かすためには、それなりの

　パソコンが必要となるわけです。　　　(;^_^A


　具体的には、以下の通りです。

　１．３２ビット版
　　　ＣＰＵ　　　　　　：1GHz以上
　　　メモリ　　　　　　：1GB以上
　　　ハードディスク　　：16GB以上
　　　グラフィックボード：DirectX9対応のGPU
　　　　　　　　　　　　　（WDDM1.0以上のデバイスドライバーを持つこと）

　２．６４ビット版
　　　ＣＰＵ　　　　　　：1GHz以上
　　　メモリ　　　　　　：2GB以上
　　　ハードディスク　　：20GB以上
　　　グラフィックボード：DirectX9対応のGPU
　　　　　　　　　　　　　（WDDM1.0以上のデバイスドライバーを持つこと）


　　さて、３２ビット版と６４ビット版、どちらを選べばいいかですが、

　　これは、インストールするＰＣのＣＰＵによります。

　　６４ビットＣＰＵなら、６４ビット版を、

　　３２ビットＣＰＵなら、３２ビット版を、使いましょう。　　　＼(＾▽＾)／